保育士から小学校・中学校の教員へ:月給の差と仕事の近さ
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2025年)と job tag の職業情報データベースを加工して作成 ・データ更新 ・出典と算出方法
広告を含みます
結論
全国の平均月給(所定内給与額)は小学校・中学校の教員が44.7万円、保育士が27.9万円で、統計上の平均の差は+16.8万円(+60.1%)で、小学校・中学校の教員の方がはっきり高い水準です。保育士と小学校・中学校の教員の近さは70(100に近いほど似ている)で、保育士から見て9番目に近い仕事です。
全国の平均月給の差
+16.8万円
保育士 27.9万円 → 小学校・中学校の教員 44.7万円
仕事の近さ 当サイト算出
70
とても近い・保育士から9番目
小学校・中学校の教員の経験0年
33.1万円
その仕事の経験が1年未満の人の平均月給
年収の目安の差 当サイト算出
+307.5万円
小学校・中学校の教員 735万円
月給は2025年の所定内給与額(一般労働者、企業規模10人以上、男女計)で、差は統計上の平均の差です。個々の求人の条件や、移ったあとに支払われる額を示すものではありません。近さは job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)の働く人の回答の平均から当サイトが計算した参考値です。
比べる
保育士と小学校・中学校の教員の月給・年収・1年目
年収の目安(毎月の給与の12か月分と賞与、当サイト算出)では保育士が428万円、小学校・中学校の教員が735万円で、差は+307.5万円です。
平均月給(所定内給与額)
- 保育士 27.9万円
- 小学校・中学校の教員 44.7万円
年収の目安(当サイト算出)
- 保育士 428万円
- 小学校・中学校の教員 735万円
経験0年の平均月給
- 保育士 24.1万円
- 小学校・中学校の教員 33.1万円
技能・知識
小学校・中学校の教員で今より求められる力
保育士と小学校・中学校の教員は求められるスキルと知識の形がよく似ており、近さの区分では「とても近い」に入ります。job tag の回答で比べると、保育士から小学校・中学校の教員へ移るときに今より高い水準が求められるのは「数学」(知識、+38ポイント)、「数学的素養」(スキル、+37ポイント)、「歴史学・考古学」(知識、+34ポイント)です。
- 数学(知識) +38ポイント
- 数学的素養(スキル) +37ポイント
- 歴史学・考古学(知識) +34ポイント
保育士から移る場合の参考として、job tag の回答で小学校・中学校の教員に就く前の実務経験を「特に必要ない」とした人は42%、訓練を「特に必要ない」とした人は34%です。
- 就く前の実務経験は「特に必要ない」 42%
- 就く前の訓練は「特に必要ない」 34%
保育士から小学校・中学校の教員を目指す場合の資格の参考として、job tag は小学校・中学校の教員の関連資格に「小学校教諭免許(専修・1種・2種)」、「中学校教諭免許(専修・1種・2種)」を挙げています。
教育訓練給付の対象の講座は教育訓練給付制度 検索システムで資格名から探せます。入り口の割合は、働いている人が答えた一般的な傾向で、入職の条件ではありません。
1年目の目安
経験年数ごとの月給(保育士と小学校・中学校の教員)
小学校・中学校の教員で経験年数0年の人の平均月給は33.1万円、10〜14年の人は42.3万円で、0年の水準は保育士全体の平均27.9万円より5.2万円高いです。経験0年どうしで比べると、保育士は24.1万円、小学校・中学校の教員は33.1万円で、差は+9.1万円です。
経験0年
- 保育士 24.1万円
- 小学校・中学校の教員 33.1万円
経験1〜4年
- 保育士 25.1万円
- 小学校・中学校の教員 33.1万円
経験10〜14年
- 保育士 28.0万円
- 小学校・中学校の教員 42.3万円
| 経験年数 | 保育士 | 小学校・中学校の教員 |
|---|---|---|
| 0年 | 24.1万円 | 33.1万円 |
| 1〜4年 | 25.1万円 | 33.1万円 |
| 5〜9年 | 26.9万円 | 37.3万円 |
| 10〜14年 | 28.0万円 | 42.3万円 |
| 15年以上 | 30.7万円 | 53.8万円 |
賃金構造基本統計調査 職種第14表(全国、2025年、男女計)。経験年数はその仕事に就いてからの年数で、0年には新卒も含みます。推計労働者数が100人未満の区分は「公表なし」としています。
都道府県
都道府県ごとの平均月給の差
推計労働者数が保育士・小学校・中学校の教員とも100人以上の34都道府県で比べると、すべての都道府県で小学校・中学校の教員の平均月給が保育士を上回ります。保育士から小学校・中学校の教員への平均月給の差が最も大きいのは愛知県の+22.8万円、最も小さいのは北海道の+2.1万円です。
- 1.愛知県 保育士 29.5万円 → 小学校・中学校の教員 52.3万円 差 +22.8万円
- 2.大阪府 保育士 28.7万円 → 小学校・中学校の教員 48.2万円 差 +19.5万円
- 3.東京都 保育士 31.0万円 → 小学校・中学校の教員 49.4万円 差 +18.3万円
- 4.滋賀県 保育士 28.9万円 → 小学校・中学校の教員 46.9万円※ 差 +18.0万円
- 5.広島県 保育士 25.1万円 → 小学校・中学校の教員 42.8万円 差 +17.7万円
- 6.埼玉県 保育士 27.2万円 → 小学校・中学校の教員 44.8万円 差 +17.6万円
- 7.神奈川県 保育士 29.8万円 → 小学校・中学校の教員 47.1万円 差 +17.3万円
- 8.和歌山県 保育士 25.5万円 → 小学校・中学校の教員 42.8万円※ 差 +17.2万円
- 9.千葉県 保育士 30.4万円 → 小学校・中学校の教員 47.4万円 差 +16.9万円
- 10.兵庫県 保育士 27.3万円 → 小学校・中学校の教員 44.0万円 差 +16.7万円
- 11.茨城県 保育士 26.9万円 → 小学校・中学校の教員 43.5万円 差 +16.6万円
- 12.京都府 保育士 28.4万円 → 小学校・中学校の教員 44.7万円 差 +16.3万円
- 13.石川県 保育士 24.0万円 → 小学校・中学校の教員 40.2万円※ 差 +16.2万円
- 14.奈良県 保育士 25.8万円 → 小学校・中学校の教員 42.0万円 差 +16.2万円
- 15.宮城県 保育士 24.8万円 → 小学校・中学校の教員 39.0万円※ 差 +14.2万円
- 16.長崎県 保育士 27.1万円 → 小学校・中学校の教員 41.1万円※ 差 +14.0万円
- 17.群馬県 保育士 25.2万円 → 小学校・中学校の教員 38.9万円 差 +13.7万円
- 18.高知県 保育士 27.0万円 → 小学校・中学校の教員 40.6万円 差 +13.6万円
- 19.熊本県 保育士 24.0万円 → 小学校・中学校の教員 37.0万円 差 +13.1万円
- 20.長野県 保育士 25.5万円 → 小学校・中学校の教員 38.1万円 差 +12.7万円
- 21.三重県 保育士 26.4万円 → 小学校・中学校の教員 38.4万円※ 差 +12.0万円
- 22.佐賀県 保育士 25.9万円 → 小学校・中学校の教員 37.3万円※ 差 +11.4万円
- 23.山口県 保育士 25.6万円 → 小学校・中学校の教員 36.9万円※ 差 +11.3万円
- 24.岐阜県 保育士 26.6万円 → 小学校・中学校の教員 37.9万円※ 差 +11.2万円
- 25.静岡県 保育士 29.3万円 → 小学校・中学校の教員 39.7万円 差 +10.5万円
- 26.大分県 保育士 24.9万円 → 小学校・中学校の教員 35.3万円※ 差 +10.5万円
- 27.岡山県 保育士 25.6万円 → 小学校・中学校の教員 35.7万円※ 差 +10.1万円
- 28.沖縄県 保育士 26.4万円 → 小学校・中学校の教員 36.4万円 差 +10.1万円
- 29.徳島県 保育士 27.9万円 → 小学校・中学校の教員 37.6万円※ 差 +9.6万円
- 30.山梨県 保育士 28.7万円 → 小学校・中学校の教員 38.1万円 差 +9.4万円
- 31.福島県 保育士 25.8万円 → 小学校・中学校の教員 33.9万円※ 差 +8.2万円
- 32.福岡県 保育士 27.8万円 → 小学校・中学校の教員 34.5万円 差 +6.8万円
- 33.愛媛県 保育士 27.7万円 → 小学校・中学校の教員 34.0万円※ 差 +6.3万円
- 34.北海道 保育士 27.8万円 → 小学校・中学校の教員 29.9万円※ 差 +2.1万円
両方の職種の推計労働者数が100人以上の都道府県だけを、差の大きい順に並べています。※はどちらかが100〜299人で、年による振れが大きい県です。県名を押すと、その県の小学校・中学校の教員の給料のページに移動します。
よくある質問
保育士から小学校・中学校の教員への転職について
- 保育士から小学校・中学校の教員に移ると給料はどう変わりますか?
- 全国の平均月給(所定内給与額)は保育士が27.9万円、小学校・中学校の教員が44.7万円で、統計上の平均の差は+16.8万円です。小学校・中学校の教員の経験0年の平均は33.1万円なので、保育士から移った直後はこの水準も参考になります。保育士と小学校・中学校の教員の差は統計上の平均で、個々の求人の条件や実際に支払われる額を示すものではありません。
- 保育士から小学校・中学校の教員は移りやすいですか?
- job tag の回答から当サイトが計算した保育士と小学校・中学校の教員の近さは70で、小学校・中学校の教員は保育士から見て9番目に近い仕事です。小学校・中学校の教員で保育士より高い水準が求められる技能・知識のうち、最も差が大きいのは「数学」(+38ポイント)です。保育士の経験で小学校・中学校の教員に採用されるかどうかは、求人ごとの条件や資格によって変わります。
関連ページ
あわせて見る
データの出典と算出方法
使った統計:職業情報データベース(JILPT/job tag。利用規約 第9条により編集・加工、再集計等の二次利用可)、賃金構造基本統計調査
このページのデータの更新日:
統計表のIDと取得日を見る(4件)
-
職業情報データベース(JILPT/job tag。利用規約 第9条により編集・加工、再集計等の二次利用可)
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01 職業情報提供サイト(job tag)より2026年9月23日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成(ver.7.01(2026-06-04 公開))
job tag ダウンロードデータ ID:jilpt-IPD_DL_description_7_01 公開・更新:2026年6月4日 取得:2026年9月23日
-
職業情報データベース(JILPT/job tag。利用規約 第9条により編集・加工、再集計等の二次利用可)
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00 職業情報提供サイト(job tag)より2026年9月23日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成(ver.7.00(2026-03-17 公開))
job tag ダウンロードデータ ID:jilpt-IPD_DL_numeric_7_00 公開・更新:2026年3月17日 取得:2026年9月23日
-
賃金構造基本統計調査
職種第14表 職種(小分類)、性、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)(2025年)
e-Stat 統計表ファイル ID:000040421129 公開・更新:2026年3月24日 取得:2026年9月23日
-
賃金構造基本統計調査
都道府県別第3表 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)(2025年)
e-Stat 統計表ファイル ID:000040421195 公開・更新:2026年3月24日 取得:2026年9月15日
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01 職業情報提供サイト(job tag)より2026年9月23日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成 職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00 職業情報提供サイト(job tag)より2026年9月23日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成
近さ(当サイト算出):job tag の全職業でスキル39項目・知識33項目をそれぞれ標準化し、職種ごと(対応する job tag の職業の平均)にスキル・知識それぞれの平均を引いた値の相関(余弦)をとったものです。